カバンに使われる革には、用途や質感、耐久性、価格などによってさまざまな種類があります。なかでも最も一般的で、耐久性と高級感を兼ね備えているのが牛革です。牛革の中でも特に多く使われるのが、去勢された生後2年以上の雄牛から採れる「ステアハイド」。丈夫で扱いやすく、バッグに適した素材として広く知られています。一方、生後6か月以内の子牛から採れる「カーフレザー」は、キメが細かく非常に柔らかいため、上質な印象を持つ革として人気です。そのほかにも、柔らかくしなやかな「シープスキン(羊革)」、希少性の高い「ホースハイド(馬革)」、そして圧倒的な存在感を放つ「クロコダイル」など、エキゾチックレザーも個性を際立たせたいときにおすすめです。
また、加工や製造方法によっても革の表情は大きく変わります。植物タンニンで鞣された「ヌメ革」は、自然な風合いと経年変化による色艶の深まりが魅力。「スエード」は革の裏面を起毛させた素材で、柔らかくカジュアルな印象を与えます。「シュリンクレザー」は表面を縮ませることでシボ(しわ模様)を強調し、ふっくらとした質感を楽しめます。それぞれの革には個性があり、実際に手に取って質感や雰囲気を比べてみるのがおすすめです。
伝統的な植物由来の「タンニン鞣し」がある一方で、「クロム鞣し」は現代のニーズに合った柔軟性・耐久性・発色のバランスに優れているのが魅力です。染料の吸収が均一なため、カラーバリエーションが豊富で、鮮やかな発色や繊細なグラデーションといった表情豊かな革に仕上がります。
また、水に濡れても変形しにくく、湿気にも強いため、耐久性の高さもおすすめのポイントです。加工の自由度が高く、実用性にも優れているため、さまざまなブランドがクロム鞣しの革を使用したバッグを展開しています。ぜひ実際に手に取って、お気に入りのバッグを見つけてみてください。
混合鞣し(こんごうなめし)とは、クロム鞣しと植物タンニン鞣しなど、複数の鞣し方法を組み合わせたハイブリッドな技術で、「実用性 × 自然な美しさ」を両立できるのが特長です。耐水性や柔軟性を持ちつつ、経年変化による色艶の深まりもしっかり楽しめるため、革にこだわりたい方にもおすすめです。たとえば、「経年変化を楽しみたいけれど、外出が多く突然の雨にも耐えられるバッグが欲しい」といった声にも応えられる、汎用性の高い素材です。
実際に混合鞣しで仕立てられたバッグは、ビジネスにもカジュアルにも対応できる万能さと、革の風合いを楽しめる奥行きのある表情が魅力。場面を問わず使えるレザーバッグをお探しの方にぴったりです。
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